<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2018年05月22日

【知 識】GMO−PGと東大大学院 データサイエンティストの養成・育成支援を開始


GMOペイメントゲートウェイ(以下、GMO-PG)と、東京大学 大学院情報理工学系研究科は連携し、データサイエンティストの養成・育成支援をする。GMO-PGは、同社が取り扱う決済・金融関連データを参考に作成した模擬データを提供することで、ビッグデータから新たな価値を引き出せる、高度な技術を持ったデータサイエンティストの養成に繋げる。

IT利活用の高度化・多様化が進む昨今、インターネットを通じて蓄積された行動履歴や取引履歴をはじめ、パーソナルなものに限らず多種多様なデータをビジネスに活用する動きが進んでいる。これに合わせ、こうした膨大なデータ(ビッグデータ)を解析し、法則性や関連性を導き出して課題解決に応用する、またはその解析・分析手法を考案する学問であるデータサイエンスに精通した人材(データサイエンティスト)のニーズが様々なビジネスの領域で顕在化している。しかし、ビッグデータ活用をはじめとする先端IT技術の利活用は、今後も様々な市場で拡大すると見られている一方、国内における先端IT人材は、2020年には約4.8万人も不足すると推計されており(※)、その人材の育成が急務となっている。

こうした中、東京大学 大学院情報理工学系研究科では、高度な技術をもったデータサイエンティストを育成するべく、大学院生向け教育プログラム「領域知識創成教育研究プログラム(以下、東京大学データサイエンティスト養成講座)」を、2016年4月より開設している。このようなデータサイエンティストの養成には、大学等の高等教育機関での専門教育に加え、企業の持つビッグデータ及びビジネス知見を掛け合わせた産学連携が重要である。

そこでGMO-PGは、2018年4月18日より実施された「東京大学データサイエンティスト養成講座」への協力を通じて、データサイエンティストの養成・育成支援を行うこととした。具体的には、GMO-PGが取り扱う豊富な決済・金融関連データを参考に作成した模擬データを同講座に提供し、データ解析およびビジネスへの示唆導出の教材として活用する。また、GMO-PGのデータサイエンティストが実際の講義にも参加し、学生と双方向のディスカッションを行うことで、ビジネス課題解決能力の養成にも寄与することを目指す。

今後もGMO-PGは、決済及び金融関連領域におけるイノベーションの実現に向けて、先端IT技術の研究開発・人材の養成・育成の支援を行っていく。

※2016年6月発表 経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」より。また、先端IT人材とは、「ビッグデータ」「IoT」「人工知能」などの先端IT技術を担う人材のこと。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識