<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2018年04月27日

【物 流】JR貨物 平成29年度輸送実績(速報)


日本貨物鉄道は平成29(2017)年度の輸送実績(速報)を発表した。

平成29(2017)年度は、上期に全国各地で発生した大雨や相次ぐ台風の接近、同年1月、2月の新潟・北陸・函館地区での大雪の影響等により、高速貨1,934本(前年度1,447本)、専貨32本(同年度30本)が運休となった。また、9月中旬に接近した台風の影響で長期間普通となった日豊線に関しては、復旧までの間トラックによる代行輸送を実施した。

コンテナの本年度実績は22,437千トン(前年実績21,994千トン 前年比2.0%増)となった。品目別の詳細は以下の通り。

◎積み合せ貨物2,849千トン(同実績2,674千トン 同比6.5%増)
 …労働力不足・労務管理厳正化により中長距離帯における鉄道利用が伸長。
◎自動車部品884千トン(同実績771千トン 同比14.7%増)
 …国内自動車販売が好調に推移し、東海地区発を中心に大きく増送。
◎食料工業品3,747千トン(同実績3,693千トン 同比1.5%増)
 …飲料・ビール等の共同輸送が影響。
◎化学薬品1,513千トン(同実績1,467千トン 同比3.2%増)
 …新規・既存の利用増。
◎エコ関連物資488千トン(同実績460千トン 同比6.1%増)
 …建設発生土の輸送が堅調。
◎紙・パルプ3,004千トン(同実績3,133千トン 同比4.1%減)
 …国内需要の減少に伴う販売不振が継続し、大きく出荷が減少。

車扱の本年度実績は9,205千トン(同実績8,945千トン 同比2.9%増)となった。品目別の詳細は次の通り。

◎石油6,250千トン(同実績5,945千トン 同比5.1%増)
 …配送圏の見直しにより、通年で鉄道への切り替えが進んだほか、冬季の気温低下に伴い灯油の需要が増加したことから好調に推移。
◎セメント・石炭石1,374千トン(同実績1,450千トン 同比5.2%減)

コンテナ、車扱の合計は31,642千トン(同実績30,938千トン 同比2.3%増)となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者