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2018年04月23日

【物 流】JR貨物 輸送動向 平成30年3月分


日本貨物鉄道(JR貨物)は、平成30(2018)年3月分の輸送動向を発表した。

これによると、同月の運休数は、月初の爆弾低気圧接近などの影響により、月全体で高速貨148本、専貨2本となった(前年、高速貨43本)。

コンテナの輸送実績は全体で2,122千トン(前年実績2,128千トン、前年比0.3%減)。
品目別輸送実績では、鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物が東海・九州地区間をはじめ関東・中国地区間等でも好調に推移し、268千トン(同実績256千トン、同比4.8%増)となった。また、自動車部品では東海発九州向けにおいて堅調な推移をみせ、90千トン(同実績86千トン、同比4.5%増)と前年を上回った。

一方で、紙・パルプは国内需要減少に伴う販売不振の影響で267千トン(同実績282千トン、同比5.3%減)となり、東北地区発を中心に大幅な減送。また、農産品・青果物は、秋田・新潟発の民間流通米の荷動きの低調、食料工業品などにおいては、生産拠点の見直しや人手不足に伴う平準化の影響を受け、前年を下回った。

車扱の輸送実績は全体で、833千トン(同実績837千トン、同比0.5%減)。

品目別輸送実績では、石油が配送圏の見直しにより鉄道へのシフトが進む一方、同月に入り気温が上昇したことにより灯油の需要が落ち込んだことから、571千トン(同実績571千トン、同比0.1%増)で前年並みの実績となった。また、セメントが需要の減少に伴って、132千トン(同実績135千トン、同比2.2%減)と前年を下回った。

コンテナと車扱の合計では、2,955千トン(同実績2,965千トン、同比0.3%減)となった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者