<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2018年03月23日

【アジア】五洋建設 シンガポールで大型港湾土木工事を受注

五洋建設は、シンガポール海事港湾庁(Maritime and Port Authority of Singapore)からチュアスターミナル第二期埋立工事(Tuas Terminal Reclamation, Wharf Construction and Dredging Phase 2)を、Hyundai Engineering & Construction Co., Ltd.(韓国)及びBoskalis International B.V.(オランダ)と共同で受注した。受注金額はJVで約1,210億円、工期は約108ヶ月で2027年3月末に竣工を予定している。五洋建設の受注金額は約423億円となる。同工事では、岸壁延長8.6km、埋立による土地造成面積387ha、将来のコンテナ船の大型化に備えた岸壁前面水深−23mを誇る大水深大規模コンテナターミナルを建設する。

シンガポール政府は、現在4箇所あるコンテナターミナルを、2040年迄にシンガポールの西端に位置するチュアス地区に移転させる計画を進めている。コンテナターミナルの整備により、チュアス地区における年間コンテナ取扱可能量は、同国の2017年の年間コンテナ取扱実績の約2倍にあたる6,500万TEU(20フィートコンテナ換算)となる。

五洋建設は、チュアス地区において、シンガポール政府法定機関であるJTCコーポレーションより、1984年にチュアス地区最初の埋立工事、2000年に拡張工事、直近では2014年に現在施工中のチュアスフィンガーワン埋立工事を受注しており、これに続く大型港湾土木工事の受注となる。同社は1964年にシンガポールに進出して以来、数々の大型プロジェクトに参加してきた。同国では引き続き、港湾や地下鉄、高速道路などの大型インフラ事業が計画されている。今後も豊富な実績と有為な人材を抱えるシンガポールを海外事業の最重要拠点として積極的な営業展開を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア