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2018年03月19日

【物 流】JR貨物 輸送動向(2018年2月分)


日本貨物鉄道(JR貨物)が、平成30(2018)年2月分の輸送動向について発表した。同月は、上旬から中旬にかけて新潟・北陸地区大雪や下旬の北海道地区暴風雪の影響により、月全体で高速貨358本(前年76本)が運休となった。

コンテナの同年実績は1,726千トン(前年実績1,784千トン 前年比3.3%減)となった。品目別輸送では、積合せ貨物が九州向けを中心に好調に推移し、220千トン(同実績209千トン 同比5.6%増)。また、自動車部品は東海地区発広島・九州地区向けが増加し、80千トン(同実績78千トン 同比3.1%増)と前年を上回る結果となった。一方、紙・パルプは需要の減少や雪の被害が影響し、新潟・東北地区発を中心に前年を大きく下回り225千トン(同実績255千トン 同比11.7%減)となった。また、化学工業品も製品値上げ等が影響し、出荷が落ち込み162千トン(同実績172千トン 同比5.8%減)と減少。他に、秋田・新潟・北陸地区の農産品・青果物156千トン(同実績165千トン 同比5.7%減)、北陸地区の飲料、新潟地区の菓子、北海道地区の砂糖といった食料工業品も雪の影響を受け264千トン(同実績272千トン 同比3.2%減)で減少となった。

車扱の本年実績は、914千トン(同実績844千トン 同比8.3%増)となった。品目別輸送では、石油が配送圏の見直しと厳しい寒さが続いたことにより、灯油を中心に好調な荷動きとなり650千トン(同実績596千トン 8.9%増)で前年を上回った。
コンテナと車扱の合計は、2,640千トン(同実績2,628千トン 同比0.5%増)となった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者