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2018年03月12日

【知 識】NECと和歌山県が包括連携協定締結


日本電気(以下 NEC)と和歌山県は、先進のICTとオープンデータなどを活用した地域活性化・観光産業強化・人材育成など幅広い地域課題解決を目的に、包括連携協定を締結した。同社が都道府県レベルの公共団体との間で包括連携協定を締結するのは、和歌山県が初となる。

和歌山県は、総務省統計局が県に一部機能を移転したことを機に、2018年4月に「和歌山県データ利活用推進センター」を立ち上げ、県内のオープンデータや総務省統計局が有する「統計ミクロデータ」の分析活用を通じた観光振興および人材育成等を、県の長期総合計画に位置付けている。またNECは、総務省のAI・ビッグデータを活用したSNS解析実証事業において従来から和歌山県と協力関係にあり、同事業で得られた知見を和歌山県の観光振興にも展開していく。協定を通じた両者の取り組みは次の通り。

1.NECのAI技術を活用し、フェイスブックやツイッター等のSNSから和歌山県内の観光地に関するデータを効率よく収集する技術を共同研究する。あわせて、統計データと組み合わせた高度なデータ分析も共同研究する。これにより、新たな観光ルートの提案などを通じて、観光産業の強化や地域産業の育成に役立てる。

2.和歌山県内の大学と連携したNECへのインターンシップの受け入れなどを通じて、高度なデータ利活用が出来る専門的人材(データサイエンティスト)を育成し、これにより、IoT・AIを用いた地域産業の育成に貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識