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2018年03月09日

【流 通】富士通 ミャンマーの日本人駐在員の子供向けに日本から遠隔教育を実施


富士通は、ミャンマーに駐在している日本人家族の小学生を対象に、日本とミャンマーの教室をオンラインで接続し、リアルタイムな遠隔教育を行う実証研究を、2018年3月10日〜11日の2日間実施する。

実証研究では先生と児童間での質疑応答や、児童同士のアイデア共有を可能とする教員支援ツール「FUJITSU 文教ソリューション K-12 学習情報活用 知恵たま」を搭載した同社製タブレットと、スクリーン越しに会話し様子を見ることができるテレビ会議システムを使用して、日本から今回実証用に用意したプログラミングと理科実験の授業を行う。これにより、日本にいる先生とミャンマーにいる児童の自然な対話を可能にするほか、先生はタブレット上で児童の回答や作業の状況をリアルタイムでモニタリングすることができるなど、遠隔教育においても双方向にコミュニケーションしながら授業を効率よく進めることができる。また、時間や場所を選ばずデジタル教材で知識習得を行える基盤「FUJITSU 文教ソリューション デジタルラーニング」を使用してe-Learningコンテンツを提供し、授業後に自宅での応用学習も行う。

富士通は、今回の実証研究の成果を踏まえて、駐在員の家族のみならず諸外国で起きている教育格差の是正に向け、最適な遠隔教育ソリューションの開発を行っていく。現在、全世界では不就学児童や初等教育を修了しない子供が多数存在しており、その1つの要因として教育施設の未整備や教員・教材の不足などが挙げられている。

富士通は、教員・教材不足のため日本在住者より教育の選択肢が少ない状況にあるミャンマーの現地駐在員の子供へ教育機会を提供する実証を行い、教育格差是正に向けた最適な遠隔教育のソリューションの研究・開発を行っていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通