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2018年02月27日

【物 流】国交省 省エネルギー 内航船の普及促進に向けた取り組みを開始


国土交通省(以下、国交省)は、トラック・船舶などの運輸部門における省エネルギー対策事業費補助金の事業の一環として、新たに内航船の総合的な運航効率化措置の実証事業の支援に関る案件の募集を開始した。
 
この事業は全体として、産業部門に次いで多い運輸部門(最終エネルギー消費量は全体の約2割)の消費エネルギー減らし、2030年までに事業及びその波及効果によって、運輸部門におけるエネルギー消費量を原油換算で年間約171万 kl削減を目的としている。事業内容は以下の3点である。

@ 車両動態管理システムや予約受付システム等を活用したトラック事業者と荷主等との連携による省エネ効果の実証
A 内航海運事業者等において、運航計画や配船計画の最適化等のソフト面の対策を組み合わせて建造した省エネ船舶の省エネ効果の実証
B 整備工場等において、燃費に影響する不具合・劣化等の情報を収集・分析し、その結果を活用した自動車整備の促進と整備の機会拡大による省エネ効果の実証

今回募集するのはAの内航海運事業者向けの事業で、国交省は経済産業省と連携し、革新的省エネルギー技術(ハード対策)と運行・配船の効率化(ソフト対策)を組み合わせた省エネ船舶の導入を目指した実証事業を実施する事業者に対して、経費の一部(補助率1/2以内)の補助を行う。導入した船舶は運航データを収集するとともに、省エネ効果の共有を行い内航船全体の省エネルギー化を促進する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連