<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2018年02月22日

【知 識】ポラリスとパナソニック 自立支援介護プラットフォームに向け提携


ポラリスとパナソニックは、自立支援介護プラットフォームの共同開発に向けた業務提携契約を締結し、それに基づきポラリスが運営するデイサービス利用者を対象にした実証実験を開始した。

2025年には、3人に1人が高齢者となる時代となり、認知症高齢者700万人超、37.7万人の介護人材の需給ギャップが厚生労働省から発表されている。このような超高齢社会に対応していくため、政府も前年に公表した未来投資会議2017のなかで、科学的介護の導入による「自立支援の促進」を掲げている。この中では、自立支援等の効果が科学的に裏付けられた介護の実現に向け、必要なデータを収集・分析するためのデータベースを構築し2020年度の本格運用を目指すとしている。併せて、介護の質・生産性の向上に向け、「ロボット・センサー等の技術の活用」や「AIを活用したケアプランの作成支援」の実用化も目指す。

パナソニックが持つIoTシステムを活用した高齢者の生活実態の把握および収集されるデータのAI分析基盤と、ポラリスの持つ自立支援ノウハウ(モニタリング、アセスメント、自立支援ケアプラン)との融合により、自立支援介護を目指す介護事業者や自治体などで利用可能な自立支援介護プラットフォームを共同で開発することを目的としている。この自立支援介護プラットフォームの構築にあたり、2018年2月より、ポラリスが運営するデイサービスを利用する対象者のご協力による実証事業を開始し、2019年度中の事業化を目指して、効果検証の取り組みを推進する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識