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2018年02月15日

【物 流】農水産物の輸出促進に向けて清水港における港湾施設の整備を促進


国土交通省(以下、国交省)は、清水港の港湾管理者である静岡県より申請された行動計画(農水産物輸出の促進計画)を認定し、港湾設備の整備に対する支援を行う事を発表した。

国交省では以前より、政府目標である平成31年(2019)年農林水産物・食品輸出額1兆円達成のため、輸出競争力の強化を推進するとともに、品質確保による商品価値の向上を目指している。平成29(2017)年度予算においては、屋根付き岸壁や冷凍・冷蔵コンテナの電源供給設備の整備に対する支援を行う制度を創設した。今般、清水港より申請された行動計画では、この支援制度を活用して、隣接する山梨県や長野県との連携により着実な推進を図る体制を整え、農水産物の輸出促進に必要な港湾施設の整備を戦略的に取り組むとしている。

今回申請された行動計画では、高規格幹線道路網整備効果と今後の取り組みによる需要の掘起こしを考慮して、2024年時点で200億円(2016年実績99億円)を目標値としている。計画は大きく分けて、以下の3つの取組が行われる。

1. 施設整備計画
@ 流通加工機能を備えた物流設備の整備
A リーファーコンテナ電源供給設備の増設
取組効果:小口貨物の集約、農水産物の輸出力強化

2.密接に関する施設整備計画
@ アクセス道路の整備(高規格幹線道路網の整備を契機とした内陸部との連携) ※静岡市主体の下、実施中
取組効果:港湾までの輸送時間の短縮による鮮度維持、ドライバーの労働環境改善

3.施設整備以外の取組計画
@ 清水港ポートマーケティング
A 清水港コンテナ航路誘致委員会によるインセンティブ補助
取組効果:PR活動などによる農水産物輸出の促進

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連