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2018年02月06日

【流 通】日産自動車 ドライバーの脳波測定による運転支援技術を開発


日産自動車は、ドライバーの脳波を測定し、運転を支援する先駆的な研究を発表した。日産の脳波測定による運転支援技術(Brain-to-Vehicle、B2V)は、ドライバーの反応時間を早め、ドライビングをよりエキサイティングなものにし、ドライバーとクルマの関係を再定義する。

B2Vは、脳波測定技術を適用する研究の成果で、ドライバーが行う次の運転操作のタイミングやドライバーが持つ違和感を把握し、ドライバーがステアリングを回す、アクセルペダルを踏むなどの操作をする直前に、脳の行動準備電位を検出し、ドライバーが操作を開始する前からシステムが操作を開始することで、ドライバーの反応の遅れをカバーし、ドライバーが思い通りの運転をできるようサポートする。また、自動運転時に、脳波からドライバーの違和感を検出し、ドライバーが違和感を持たない自然な制御の自動運転にカスタマイズすることを可能にする。

日産のB2V技術は、世界で初めて、ステアリング操作などの運転操作に関連する行動準備電位のリアルタイム検出、また、ドライバーが思い描いた運転と、実際に行われている運転が違うと感じるときのエラー関連電位(Error Related Potential)を計測可能とした。

ドライバーがヘッドセットを着用することで計測された脳波をシステムが解析、判断し、自動運転に適用する。また、マニュアル運転時には、脳波によってドライバーの意思を把握すると、ドライバーが操作を開始する0.2〜0.5秒前にクルマが運転操作を開始する。このことにより、ドライバーはシステムのサポートを意識することなく、スムーズに走行することが可能になる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 流通