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2018年01月31日

【環 境】川崎重工業 環境配慮型のスラグ粉砕機を日鉄住金セメントに納入


川崎重工業は日鉄住金セメントに環境へ配慮したスラグ用竪型CKミルを納入した。

竪型CKミルは、セメント工場において使用される粉砕機で、主原料(石灰石)と副原料(粘土やけい石、鉄原料)などを一緒に乾燥・粉砕する原料粉砕や、原料を焼成してできるクリンカを粉末状のセメントにする仕上粉砕の工程で使用され、今回納入した竪型CKミルは、原料となるスラグの微粉砕を主目的としている。

川崎重工業は、環境にやさしいセメント製造機へのニーズに対応するため、粉砕部のローラ形状や製品分級部の改善、加圧機構を支えるスタンド部の材質鋼板からコンクリートに見直すなどの改良を重ねることで、振動を大幅に低減したほか、従来の粉砕機(チューブミル)に比べて電力消費量を約50%削減する大幅な省エネルギー化を実現した。これらの特長から、同社グループ製品の中でも特に高い環境性能を誇る「Kawasakiグリーン製品」に登録されている。

なお、CO2削減効果は、竪型CKミル導入による設備の電力消費量削減と、その導入に伴い既存キルン設備の排熱利用を可能にしたことで得られる燃料消費量削減により、年間約8,400tになる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】