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2018年01月16日

【流 通】ユーグレナ ミドリムシ入り燃料をバイオ燃料製造実証プラントの建設工事で活用


ユーグレナは、2018年1月15日から、日本で初めての取り組みとして横浜市の京浜臨海部におけるバイオ燃料製造実証プラントの建設工事で、発電機の燃料としてミドリムシ(学名:ユーグレナ)を原料に一部使用したミドリムシ入りバイオジェット燃料を試験的に使用開始した。

同社は、2012年の東証マザーズ上場以来、2020 年までにバイオジェット燃料を使用した有償フライトを実現することを目標としている。そのような中、2012年に、研究目的としてミドリムシを原料に一部使用したASTM規格(※1)準拠のミドリムシ入りバイオジェット燃料「Bio-SPK(※2)」を製造し、今回「Bio-SPK」の研究後の未使用分を、実証プラントの建設工事における発電機の燃料として有効活用することを決定した。

ユーグレナは2016年5月に発表したテレビCMにて、撮影に使うすべてのエネルギー源をミドリムシ入りバイオディーゼル燃料でまかなう史上初めて行った。ミドリムシ入りバイオ燃料をエネルギー源として活用するのは今回で2回目となり、ミドリムシ入りバイオジェット燃料の使用と建設工事での活用は日本で初めてとなる。

※1:ASTM規格
世界最大規模の標準化団体であるASTMインターナショナルが策定する規格。世界的に航空機に使用されるジェット燃料はASTM規格への適合が義務付けられている

※2:Bio-SPK(Bio-Derived Synthetic Paraffinic Kerosene)
ASTMインターナショナルで規格化されたバイオジェット燃料の種別の1つ

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通