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2018年01月11日

【流 通】ヤマトHD ECのアパレル商品で試着・返品ができるサービスの実証実験開始


ヤマトホールディングスは、アパレル関連商品をECで注文した後に、生活導線上の実店舗でフィッティングした上で受け取りができる新たなサービスを開発し、実用化に向けた実証実験を、2018年1月4日から実施する。このサービスは、現場発のアイディアを具現化するヤマトグループの新事業提案制度「New Value チャレンジ(※1)」から生まれた。

現在、アパレル市場ではECによる販売が伸長しており、実店舗を持つ小売・流通業界やアパレル事業者もEC強化の取り組みを進めている。EC市場が今後拡大することが予想される中で、アパレル関連商品のEC購入者からは、実店舗での購入に比べて、「現物を見ることができない」、「試着ができない」、「色やデザインが画面だけでは分かりにくい」、「届いた商品がイメージと異なる」などの課題に加え、「仕事があって平日は家で受け取れないため、自分のタイミングで荷物を受取りたい」といった新たなニーズも発生している。また、アパレル関連EC事業者は、「ニーズは把握しているが、実店舗の出店には多額の費用が発生する」、「購入者から商品返品が遅いため、販売機会のロスが発生している」などの課題がある。今回、生活導線上の実店舗に「Fittingステーション」を用意し、顧客のニーズに応えるとともに、アパレル関連EC事業者が試着室をシェアすることで出店障壁を下げ、双方のニーズや課題を同時に解決する新たなサービスの実証実験を行う。

今回実施するサービスでは、ヤマトグループが実店舗内に「Fittingステーション」を用意し、「注文した商品の保管」、「試着」、「決済」、「受け取り」、「返品」といったサービスを常駐の専門スタッフが提供する。購入者が、ECで商品を注文する際に同サービスを申し込むことで、指定した「Fittingステーション」で受け取り、その場で試着し、購入の有無を決定することができる。イメージと異なる場合には、返品手続きを「Fittingステーション」常駐の専門スタッフに依頼することができる。

※2018年1月4日から実施する実証実験では、「注文した商品の保管」、「試着」、「受け取り」、「返品(一部事業者除く)」のサービスを提供

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通