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2017年12月14日

【物 流】全ト協 降積雪期における輸送の安全確保の徹底について通達


全日本トラック協会は、各都道府県トラック協会に対して「降積雪期における輸送の安全確保の徹底について」の通達を発出した。

輸送の安全確保については、機会がある度に注意喚起がなされていたが、毎年雪による自動車事故などが発生している状況にある。その為、これから本格的な降積雪期を迎える中で輸送の安全確保などに遺漏のないように、周知徹底の上事故の防止に努めるように求めた。

1.共通事項(バス・タクシー・トラック)
気象情報や道路における降雪状況を適時に把握し、以下の対策を講ずることにより輸送の安全確保に万全を期すること。
@降雪・凍結などの気象及び道路状況により、早期にスタッドレスタイヤ及びタイヤチェーンを装着するよう徹底を図ること。
A点呼時などにおいて、運行経路の道路情報、道路規制情報、気象情報に基づき、乗務員に適切な指示を行うこと。
B積雪・凍結時における要注意箇所の把握に努めること
C気象状況が急変し、安全運航が確保できないおそれがある場合は、運行計画の変更などの適切な措置を講ずること。
D乗務員に対して、スリップの要因となる急発進、急加速、急制動、急ハンドルを行わないよう指導するとともに、道路状況、気象状況に応じた安全速度の遵守、車間距離の確保について指導を徹底すること。

2.自動車道
@気象情報(大雪や雪崩、暴風雪などに関する警報・注意報を含む)や道路における降雪状況を適時に把握し、道路の除雪などを安全かつ適切に行うこと。
A各出先機関や委託業者も含め、除雪体制並びに万一の災害時の情報の連絡体制及び復旧体制について、再確認及び徹底を図ること。また、関係機関との情報の連絡体制についても再確認を図ること。
B雪崩などの危険個所の状況について、専門家の協力を得るなどにより点検を行うとともに、危険防止のため必要と認める時は直ちに通行規制の措置を取るなど、迅速かつ適切に対応すること。
C降雪や雪崩などにより道路の交通障害や災害が発生した場合は、関係機関などとの連携を図り、迅速な復旧を図るように対応すること。また、特に豪雪時においては、関係機関が連携して情報共有を図る情報連絡本部を設置するなど、安定した道路交通の確保に向けた、より緊密な連携体制を確保するとともに、道路利用者などに対する適時適切な情報提供に努めること。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者