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2017年12月18日

【アジア】川崎汽船 フィリピンで完成車向け物流サービスを開始

川崎汽船は動車販売の成長が著しいフィリピンで完成車向け物流サービスを開始した。同社と現地パートナーの合弁会社、K Line Auto Logistics Philippines,Inc.(以下、KALP)社は大手自動車メーカーとの契約を締結し、2017年11月より取り扱いを開始した。

自動車販売が活発化するアジア、特にASEAN域内においては、輸入・生産した自動車の輸送や販売までのサプライチェーンの効率化など、完成車物流への需要が高まっている。中でもフィリピンは新車販売が2016年まで5年連続で過去最高を記録しており、2017年も約16%の伸びが見込まれるなど、完成車の国内物流需要が高まっている。

KALPは、完成車の輸入通関、陸上輸送、一時保管から、納車前点検に至るまでの高品質で付加価値のあるサービスを提供する。

川崎汽船は前年、新車販売の成長著しいベトナムにおいても、同国初となる完成車向け物流のフルサービスを開始し、自動車専用船による海上輸送サービスと連携した一貫輸送を提供している。同社は中期経営計画で、物流事業を安定収益・成長事業のひとつと位置づけており、完成車物流事業も充実・拡大を図っている。KALPの立上げで自動車物流関連サービスは10カ国目となり、主要なASEAN国でのサービスが完備される事となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア