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2017年12月08日

【アジア】不二製油グループ マレーシアにパーム分別油生産販売の合弁会社設立

不二製油グループ本社の子会社 FUJI OIL ASIA(フジオイルアジア)は、マレーシアのパームヤシ栽培会社 UNITED PLANTATIONS BHD(ユナイテッドプランテーション社)と持続可能なパーム油を原料とした高付加価値のパーム油製品を生産販売する合弁会社を設立する。

不二製油グループは、中期経営計画「Towards a Further Leap 2020」を策定し、「コアコンピタンスの強化」「大豆事業の成長」「機能性高付加価値事業の展開」を主軸とした成長戦略を推進し、大きく変化し成長する市場・強みを発揮できる市場において積極的に事業展開を行っている。

パーム油は同社グループの事業における基幹原料のひとつであり、その持続可能な調達を目指すことが同社グループの社会的責任であると認識している。2016年3月には「責任あるパーム油調達方針」を策定し、人々と地球環境を尊重するサプライヤー(原料供給者)から責任ある方法で生産されたパーム油を調達することを約束している。

今回設立の合弁会社は、UNITED PLANTATIONSBHD の十分に管理された18,000ヘクタールの農園から、高品質かつトレーサブル(生産者から消費者に届くまでの生産、加工、流通経路が追跡可能であること)で持続可能な原料パーム油を確保し、高付加価値のパーム油製品を生産・販売する。この工場は、バイオマスと排水からのエネルギーを利用した分別工場で、このたび農園内に新たに建設した。

トレーサブルで持続可能なパーム油の需要は昨今欧州市場を中心に拡大しているが、数年後にオリンピック等の国際的スポーツイベントを迎える日本市場においても徐々に関心が高まってきており、今後の需要増加が予想される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア