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2017年11月17日

【物 流】ホイール・ボルト折損等による大型自動車等の車輪脱落事故防止を徹底


国土交通省は、平成29(2017)年11月14日に、大型自動車及び中型トラックの車輪脱落事故防止のため、関係団体に対してタイヤ交換時の適切な作業や日頃の点検における確実な確認を徹底するよう指示した。

これは、平成28(2016)年度の大型自動車(車両総重量8トン以上のトラック又は乗車定員30人以上のバス)のホイール・ボルト折損等による車輪脱落事故の発生件数が56件(うち人身事故3件)と、前年(2015年)度に比べ15件増加している。これらの事故原因がホイール・ナットの不適切な締め付け(締め付け力不足等)や、ホイール・ボルト及びナットの経年劣化が多くを占めていることによる。指示内容は次の通り。

@規定トルクでの確実な締め付け
車輪を取り外した際、ホイール・ボルト、ナット、ホイールに損傷が無いかを確認し、車輪を取り付ける際には、トルクレンチを用いる等により規定のトルクで締め付けること。また、その場合はホイール・ナットの締め付けを忘れないこと。

A一定走行後の増し締め
ホイール・ナットの締め付け後は、初期なじみによりホイール・ナットの締め付け力が低下する。そのため車輪脱着作業後50〜100km走行後を目安に増し締めを行うこと。

B日常(運行前)点検での車輪の取り付け状態の確認
一日一回、運行前に全ての車輪についてホイール・ボルトの折損や緩みがないか、点検ハンマー等を使用して点検すること。

Cホイールに適合したボルト及びナットの使用
スチールホイールからアルミホイール、またその逆に履き替える際は、それぞれのホイールに適合したホイール・ボルトやナットを使用し、確実に取り付けること。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者