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2017年11月17日

【流 通】住友電工と富山大学 耐熱性に優れたダイカスト用マグネシウム合金を開発


住友電気工業と富山大学は、共同で、耐熱性に優れたダイカスト(※)用マグネシウム合金を開発した。

近年、自動車業界では環境保全の取り組みとして、自動車の軽量化による燃費向上とCO2排出量の削減が求められている。そのため、主にアルミニウム合金が使用されているエンジン周辺部品を、より軽量なマグネシウム合金に置き換えるニーズが高まっている。

一方で、従来のマグネシウム合金では鋳造性や耐熱性、部品の製造コスト、リサイクル性が課題となり、アルミニウムからの置き換えが容易ではないが、今回、同社は富山大学工学部 才川清二教授と共同で、これらの課題を克服した新たな耐熱マグネシウム合金の開発に成功した。

※ ダイカスト:
溶融した金属を金型に高圧で注入した後、急速冷却し凝固させる鋳造方法。生産性が高いため、自動車用アルミニウム部品の製造に広く使用されている

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通