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2017年11月15日

【知 識】藤枝市とソフトバンク LPWAネットワークを活用した 登下校お知らせサービス実証実験


静岡県藤枝市とソフトバンクは、2016年6月に締結した包括連携協定に基づき、ソフトバンクが市内に敷設したLPWA(Low Power Wide Area)ネットワークを活用した「藤枝市小1児童登下校お知らせサービス実証実験」を市内の一部小学校で先行開始する。

今回実施するのは、ソフトバンクが市内広域に敷設したLPWAゲートウェイと、市内の小学校の昇降口付近に設置したBLE(Bluetooth(R) Low Energy)ゲートウェイを活用し、小学1年生に配布したトラッカーデバイスがGPSによる位置情報や昇降口の通過情報を検知して、保護者のスマートフォンなどのブラウザーアプリ上に位置を表示したり、保護者へ通知したりするサービスの実証実験である。トラッカーデバイスのボタンを押すと、事前に登録されたメールアドレス宛に通知が届く機能も搭載している。

従来の同様のサービスは、3Gや4Gなどの通信ネットワークを利用することが多く、通信トラフィックや電池に対する負担が大きいという課題があった。今回ソフトバンクが市内広域に敷設したLPWAネットワークと、ピンポイントでリアルタイムな測位を得意とするBLEネットワークの長所を生かしたハイブリッド型デバイス、そしてソフトバンクのIoTプラットフォームを活用することにより、より省電力で広域な通信が可能となる。

藤枝市は、まず藤枝市立青島小学校の1年生を対象に先行開始し、2018年1月から市立小学校全17校への拡大を予定している。ソフトバンクは、今後も藤枝市とのIoT分野における連携を強化し、LPWAネットワークを活用したさまざまなサービス開発・実証に取り組んでいく。

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投稿者:gotsuat 09:35| 知識