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2017年10月30日

【物 流】国交省 船舶管理会社の活用促進に向け検討会開催


国土交通省(以下、国交省)は、内航未来創造プランの一環として、船舶管理会社の活用に関する新たな制度の検討会を開催する。

内航未来創造プランは、内航海運が今後も産業基礎物資の輸送やモーダルシフトを担う基幹的輸送インフラとして機能する必要があり、社会全体から生産性向上が求められていることから、現状の内航海運を巡る諸問題の早期解決の為に、内航海運が目指すべき将来像を明確化した上で対策を講じたものである。目指すべき将来像として「安定的輸送の確保」、「生産性の向上」の2点を軸としており、具体的な施策として大きく分けて以下の4つが示されている。

1.内航海運事業者の事業基盤の強化
2.先進的な船舶等の開発・普及
3.船員の安定的・効果的な確保・育成
4.その他の課題への対応

今回は「1. 内航海運事業者の事業基盤の強化」の中の一つである「船舶管理会社の活用促進」の検討会が開催される。

船舶管理会社の活用を促進することにより、個別の事業者単位での管理と比較して効率性が向上、また船舶管理会社独自のノウハウも生かした管理の実現が期待されている。しかし、船舶管理会社は現状では具体的な効果が不明確、管理レベルへの不安などから利用者は事業者全体の1割程度である。

その為、同検討会では、一定水準の船舶管理サービスを提供する船舶管理会社を見える化してその品質確保を行い、船舶管理会社の利用促進を図る為、船舶管理会社の登録制度の制度設計が検討される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 国土交通省、運輸局の取り組み 【機関別】