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2017年10月27日

【アジア】セイノー インドネシアでコールドチェーン輸送開始

セイノーホールディングス(以下、セイノー)では、インドネシア共和国の現地法人PT.SEINO INDOMOBIL LOGISTICS(以下、SIL社)で、同国内における冷凍食品の輸送を2017年10月下旬より開始する。

この取り組みは、セイノー輸送グループでコールドチェーンの輸送を手掛ける関東運輸の持つ冷凍冷蔵輸送のノウハウを使い、セイノーホールディングスのオープンイノベーション推進室が現地指導面のサポートを行う形で、前年7月から準備し、その間に、現地事情に合わせた専用車の共同開発も行ってきた。そして2017年9月13日よりテスト輸送を開始し、同年10月下旬の本番稼働に向けた運用を進める。

インドネシアでは経済発展に伴い、食品分野での保冷輸送の需要も増加している。しかし日本で一般的な出入荷口の開口部と車両の隙間を密閉するドックシェルター等を備えたコールドチェーン向けのインフラは、まだ一般的ではない。そこでセイノーが現地のサリムグループと連携して既存施設にも適合できる保冷車の開発と、関東運輸の持つ保冷輸送のノウハウを現地向けに見直し、SIL社が保冷車の運用を行うことで、冷凍食品の輸送が実現した。

当初は6台でサリムグループの食品工場から冷凍食品を、大消費地のジャカルタ及びその周辺地区の冷凍保管施設まで片道約100kmの輸送を行い、計画では年内には20台の運用体制に拡大する。

SIL社では、この他にも日系の冷凍倉庫会社や食品会社のインドネシア国内配送のサポートも既に進めており、当面はジャワ島中心に輸送ネットワークの拡充を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア