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2017年09月28日

【物 流】国交省と経産省が共同で物流効率化計画設定


平成29(2017)年9月26日、国土交通省は、民間企業から申請のあった物流事業者と荷主による物流効率化計画5件を経済産業省と共同で認定した。いずれの計画も、モーダルシフトにより、トラックの輸送距離が500〜1,200km程度から100km程度に短縮され、CO2排出量の削減されるとともに、トラックドライバーの運転負担軽減等の効果も期待できるとしている。ここではいくつかの事業計画を紹介する。

(事業計画1)
実施主体:物流事業者、樹脂メーカー
事業内容:三重県松阪市〜福岡県北九州市間における自動車用ホース及び空容器・パレット輸送について、トラック輸送から長距離輸送航路(神戸港⇔北九州港間)を利用した海上輸送に転換する。
効果:CO2排出削減量…140t/年(52%削減)、トラックドライバー運転時間省力化…1,887時間/年(43%削減)

(事業計画2)
実施主体:物流事業者、包装容器メーカー
事業内容:茨城県〜大阪府間における缶容器製造用部材等の輸送について、トラック輸送から、専用コンテナを使用した鉄道輸送(東京貨物ターミナル⇔大阪貨物ターミナル間)に転換する。
効果:CO2排出削減量…67.5t/年(43.2%削減)、トラックドライバー運転時間省力化…2,112時間/年(27.2%削減)
 
(事業計画3)
実施主体:物流事業者、化学工業製品メーカー
事業内容:茨城県〜福岡県間における加工油脂の輸送について、17t冷凍冷蔵トレーラーを使用するとともに、フェリー航路(東京港⇔北九州港間)を利用した海上輸送に転換する。
効果:CO2排出削減量…37.0t/年(34.7%削減)、ドライバー運転時間省力化…1,330時間/年(87.6%削減)

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連