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2017年09月28日

【流 通】ヤマト運輸 車載保冷スペースの予冷可能なクール宅急便車両を導入


ヤマト運輸は、夜間電力で蓄電が可能な蓄冷板によってクール宅急便の車載保冷スペースを保冷できる新型車両を順次導入している。

ヤマト運輸は、2014年4月にクール宅急便の積載容量に応じて車載保冷スペースの容量を柔軟に変更することができる可変式車両を導入(※)するなど、クール宅急便の品質向上に努めてきた。

一方で、従来の車両はエンジンを使い車載保冷スペースを冷却しなければならず、早朝に作業担当者が車両に荷物を積み込む際には、蓄冷剤やドライアイスなどを使用し保冷スペースを予冷する必要があった。また、集配終了後には翌日の作業のために、蓄冷剤を凍結庫に格納しなければならないなど、セールスドライバー(以下、SD)にとっても車載保冷スペースの予冷は大きな負担となっており、作業負担の増大は労働時間の伸長にも影響を与えていた。

ヤマト運輸は「働き方改革」を経営の中心に据え、社員が安心して働ける健全な労働環境の構築を進めている。新たに開発した蓄冷板を利用した車両は、夜間電力を利用し蓄冷できることから、従来の蓄冷剤やドライアイスを用いた予冷作業が不要となり、社員の負荷を大幅に軽減し、作業効率が飛躍的に向上する。また、保冷のためにエンジンを使用しないことで、環境負荷も低減できるようになる。

※「クール宅急便」の積載容量に対応して、車内の冷凍・冷蔵スペースを柔軟に変えることが出来る新型車輌の導入・運行開始

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通