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2017年09月21日

【アジア】五洋建設 シンガポールで大深度下水道トンネルシステム受注

五洋建設は、シンガポール公益事業庁(PUB、Public Utilities Board)より大深度下水道トンネルシステム(DTSS(※))2期事業のT-08工区を同国のKoh Brothers Building & Civil Engineering Contractor社と共同受注した。JV受注総額は日本円換算で約423億円、工期は70ヶ月で2023年6月に竣工を予定している。五洋建設の受注金額はその65%の約275億円となる。同社は、これまでPUBから2000年にDTSS1期事業T-02工区、2011年に上水道トンネル工事(NIPE-C4)を受注しており、今回で3件目となる。

DTSS事業では、集められた排水を、沿岸部に建設された水再生処理工場へと自然流下させるための大深度下水道トンネルを建設する。排水は、高度に浄化処理された後、『NEWater』と呼ばれる清浄で高純度な水として再利用されるか、一部は海へと放流される。五洋建設が受注したT-08工区は、チュアス地区に新たに建設予定の水再生処理工場へ繋がる海底部(3.5km)を含むトンネル工事。今回4台のシールドマシンを使い、トンネル全長約9.9kmを建設する。上述のDTSS1期事業T-02工区は、同社が初めて海外で施工した大深度・長距離シールドトンネルで、海外トンネル工事の足掛かりとなった。前回の実績に加え、高い技術評価点を獲得できたことで受注に至った。

※ DTSS:Deep Tunnel Sewerage System

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア