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2017年09月08日

【知 識】JR東日本 モビリティを変革する「モビリティ変革コンソーシアム」設立


JR東日本は2016年11月に策定した「技術革新中長期ビジョン」の実現に向けて、モビリティを変革する場を創出する「モビリティ変革コンソーシアム」を設立する。

「モビリティ変革コンソーシアムは、交通事業者、国内外メーカー、大学、研究機関などが連携し、互いに力を合わせることによって、1社単独では難しい社会課題の解決に取組む。イノベーション・エコシステム(1)の実現に向けて、同社とともにモビリティ変革コンソーシアムの活動を賛同、推進して頂けるメンバーを募集する。

1 「モビリティ変革コンソーシアムの体制イメージ

1 技術革新を進めるための企業間などの産業上の連携(「エコシステム」:生態系)
2 「アイデア」+「マラソン」の造語。あるテーマを解決する方法について一定期間で集中的にアイデア出しを行い、まとめていくイベント
3 「ハック」+「マラソン」の造語。あるテーマを解決する方法について一定期間で集中的にプログラムやアプリの開発を行うイベント

2 主なテーマと活動内容

(1)ワーキンググループ(WG)テーマ(案)
[1]Door to Door 推進 WG(出発地から到着地までのシームレスな移動の実現)
 ・パーソナルモビリティ、バス、タクシー等との運行連携による移動時間の短縮
 ・事業者の枠を超えた情報共有化による、お客さま一人ひとりに応じた情報提供
[2]Smart City WG(次世代型の街のあり方とそれを支える公共交通の役割の検討)
 ・他交通事業者や各種メーカーとの連携による踏切・ホーム等における事故の低減
 ・再生可能エネルギーの活用や、地域との連携によるスマートグリッド4の確立
[3]ロボット活用 WG(公共交通機関におけるロボット技術の活用)
 ・ロボット技術やドローンを活用した検査・メンテナンス・サービス作業の軽減
 ・移動支援ロボットを活用した荷物搬送や重作業支援

(2)活動内容
 上記テーマに応じた実証実験の実施、アイディアソン・ハッカソンの開催、さらに、AI、IoT、ビッグデータ等の新規技術に関わる勉強会等を行う。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識