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2017年09月05日

【環 境】ソーラーフロンティア CIS薄膜太陽電池を活用した災害対応提案を拡充


ソーラーフロンティアは、防災の日に合わせ、災害対応提案の拡充を開始した。

太陽光発電による電力を蓄積し、夜間の照明に利用できる「ソーラー街路灯」の提案を進める。「ソーラー街路灯」は早水電気工業の培った技術力を活かし、ソーラーフロンティアによる太陽光発電に関するソリューション提案が実を結んだものである。この製品は、CIS薄膜太陽光電池とLED照明機器、携帯充電機器の組合せに加え、防犯用カメラ・Wi-Fi及び蓄電池ボックスを組み込んだ新しいタイプの街路灯である。太陽光発電による電力を蓄電池に蓄えたうえで、夜間照明に利用することから、完全なスタンドアローン(自立式)システムとなる。災害時の非常電源として使用できるほか、防犯カメラやWi-Fiを搭載することで、災害時の防犯対応が可能となる。この「ソーラー街路灯」を実発電量に優れたCIS薄膜太陽電池による、社会インフラソリューションの提供のひとつに位置づける。

公民館や集会場などの公共施設の屋根を借り受け、ソーラーフロンティアがCIS薄膜太陽光電池を設置した上で、非常時には電力を当該自治体に無償で提供する提案を開始した。平常時には、同社が固定価格で買い取り制度に基づいて売電するが、自治体にとっては、公共施設の屋根上スペースを活用し、災害時に非常電源を確保できる仕組みとなっている。現在、一部の自治体と調整が進んでおり、実証を行った上で広く展開する予定となっている。

ソーラーフロンティアは昭和シェルと協働して、新たに蓄電池機能を組み込んだシステムの実証を、首都圏4ヵ所のサービスステーション(以下SS)で開始。このシステムにより、非常電源として持続性と汎用性が高まることで、停電時でも一定の給油機能が確保できることに加え、携帯電話・スマートフォンの充電やWi-Fi接続向けの電力供給ポイントとしての提供も可能になる。系列SSはもとより、系列外を含む業界全体への展開も視野に入れ、防災拠点としてのSSの機能向上をサポートする考えである。

ソーラーフロンティアは、実際の設置環境において優れた発電性能を発揮するCIS薄膜太陽電池をかつようさいた様々な災害対応を推進することで、地域社会の安全・安心に貢献していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】