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2017年08月25日

【物 流】全ト協 秋の全国交通安全運動の取り組みを発表


全日本トラック協会(以下、全ト協)は、秋の全国交通安全運動の実施にあたり、平成29(2017)年8月10日に、事業用トラック向けの対策を発表し積極的に取り組む事となった。

秋の全国交通安全運動は内閣府等が主催で行われ、交通事故防止のため広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守や正しい交通マナーの実践を習慣付け国民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的としている。平成29(2017)年度は、9月21日から30日までの10日間実施される。以下、取組内容の一部を紹介する。

<最重点推進項目>
追突事故の防止
事業用トラックにおける事故の半数を占める追突事故を防止するために、国土交通省製作の「トラック追突事故防止マニュアル」及び全ト協で制作した「トラック追突事故防止マニュアル〜追突事故撲滅キット〜」等を活用し、事故の防止を図る。また、追突事故発生時における被害の軽減に有効な「衝突被害軽減ブレーキ装置」搭載車の普及を促進する。

<重点推進項目>
@トレーラ事故の防止
全ト協制作の「トレーラハンドブック」や「鉄鋼輸送に携わるプロ運転者・管理者用ガイドブック」等を活用して海上コンテナの固定方法や、鋼材の固縛方法を再確認し、横転や荷崩れ等のトレーラ事故の防止を図る。

A過労運転の防止
事業者はドライバーが休憩や睡眠のための時間及び、休息の為の時間が十分に確保されるように勤務時間や乗務時間を定めるほか、運行管理者に対しては運行経路、運行時間、休憩地点等を含む適切な運行指示書の作成や運行計画、乗務割の作成を行い、点呼時等にドライバーの健康状態の確認を徹底するよう指示し、過労運転の防止に努める。

さらに事業者は車両の点検を定期的に行うとともに、不正改造車の防止を徹底する。他にも、従業員の安全意識の高揚を図るために、全ト協HPや国交省メールマガジン等を参考に、事業用自動車の重大事故発生状況や事業用自動車に係る各種安全対策等についての情報収集に努めることも求められている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者