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2017年08月10日

【物 流】国交省 新型航空保冷コンテナの研究開発に着手


国土交通省(以下、国交省)は、2019年までに国内の農林水産物や食品輸送額を1兆円とする目標を掲げ、国内から海外までの一貫したコールドチェーン物流の提供を可能とする新型航空保冷コンテナの開発に着手した。

現在、地方産地からの航空便による輸出は地方航空で主に使用されている小型航空機に対応する航空保冷コンテナがないため、最寄りの国際拠点空港等までトラック輸送をしてから輸出を行っている。加えて、航空保冷コンテナもドライアイスによる保冷が主流であり、温度管理の精度に限界がある。

これらの要因から、国交省では本年度より民間企業者と共同で温度可変機能等を有する保冷コンテナ及び航空機に搭載可能な小型保冷コンテナの研究開発を実施している。これにより国内航空輸送は小型航空機の輸送能力を活用し、地方産地から鮮度を保って短時間で国際拠点空港等まで直送する。国際航空輸送では低コスト・高品質な航空保冷輸送を目指し、ランニングコスト低減と高品質な定温輸送の両立によって輸送拡大に寄与する。

研究開発実施者は輸送会社や保冷機材等を扱う民間企業3社で実施し、2017年度から2019年度までを研究予定期間としている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連