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2017年08月07日

【物 流】全ト協 平成29年度トラック運送業界における点検整備推進運動について


全日本トラック協会(全ト協)は、平成29年度トラック運送業界における点検整備推進運動の実施要領を発表した。

トラック運送業界では、日常点検、定期点検などによる車両の点検・整備の実施が義務付けられているが、その実施が必ずしも十分とは言えない状況である。そのため、不正改造の防止とともに、確実な点検整備の実施を目指して、各都道府県トラック協会の協力のもと、全国的に「トラック運送業界における点検整備推進運動」を展開する。

本運動の実施期間は1年を通じて実施するものとするが、2017年9月1日から同年10月31日までの2ヶ月間を「自動車点検整備推進運動強化月間」とし、特に重点をおいて実施する。

本運動の重点実施項目については、下記の通りである。
1.大型自動車に関する適切な点検・整備の実施方法についての啓発
機関誌(紙)やホームページ等を活用し、大型トラックのホイールの取付状態や燃料装置等の重点箇所に係る点検の実施を周知。

(重点点検項目)
@ 走行装置(ホイール) ⇒ タイヤの状態、ホイールナット及びボルトの緩み・損傷
A 原動機(燃料装置)  ⇒ 燃料漏れ
B 電気装置(電気配線) ⇒ 接続部の緩み及び損傷
C 制動装置(ホース及びパイプ) ⇒ 漏れ、損傷及び取付状態

2.黒煙濃度に影響を及ぼす部品等の自主点検・整備の実施に関する啓発
黒煙濃度の悪化に大きな影響を与えるエア・クリーナ・エレメント、燃料フィルタ、燃料噴射ポンプ等の点検・整備の自主的な実施について周知。

3.DPF(黒煙除去フィルタ)等の後処理装置付きの車の正しい使用方法に関する啓発
確実な定期点検の実施、DPFに堆積したアッシュ(灰分)の定期的な点検・清掃、低硫黄軽油(S10)の使用、メーカー指定のエンジンオイルの使用等、DPF装着車両の正しい使用方法についての周知を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 企業の取り組み 【機関別】