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2017年08月04日

【知 識】毎日新聞社・メディアドゥ・ブロードバンドタワー 「毎日みらい創造ラボ」設立


毎日新聞社、メディアドゥ、ブロードバンドタワーの3社は、ベンチャーのスタートアップ(起業)支援に共同で取り組むことで合意し、合弁契約書に調印した。デジタル技術の進化に伴ってメディア環境が激変する中、オープンイノベーションを通じて新たな技術、人材、事業アイデアを発掘し、持続的成長と社会課題の解決に資するため、7月に合弁会社を設立して、シード(種)段階から支援する「シードアクセラレータープログラム」に共同で取り組む。

人工知能(AI)や様々な機器がインターネットでつながるIoTを活用して、新たなビジネスモデルや新商品が様々な分野で生まれ、経済活性化のエンジンとなっている。メディアサービスの分野でも、モバイルへの急速なシフト、デジタルコンテンツ配信技術の進化などで情報伝達手段が多様化し、新たな可能性が広がっている。

このような環境変化を背景に、日刊紙として国内で最も古い歴史を持つ毎日新聞社と、電子書籍を中心としたコンテンツのデジタル流通で急成長しているメディアドゥ、データセンター、クラウド、ストレージなどITインフラの専門家集団であるブロードバンドタワーは、シードアクセラレーター事業を通じて、新たなメディアやコミュニケーションビジネスの創出に挑戦していくことで合意した。

事業推進のため3社が出資して合弁会社「毎日みらい創造ラボ」を設立した。2020年の東京五輪・パラリンピック、さらに2022年の毎日新聞創刊150年に向け、IT技術を活用してメディアの未来を切り開く思いから命名した。

シードアクセラレータープログラムは、これから起業または起業間もないベンチャー、起業を目指す学生らを対象にする。年1〜2回、メディアやコミュニケーションビジネス分野を中心に事業アイデアを募集、可能性のある優れた3〜5チームを選定し、約3カ月間、開発拠点となるラボスペースを無償提供する。この間、起業アドバイザー(メンター)によるアドバイスなど、アイデア段階からビジネスモデルの確立までをサポートし、関連メディアでの情報発信などの支援も行う。プログラム終了時には、事業提携や協業などを視野に、出資を行うことも検討する。第1回目の募集は2017年秋を予定している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 知識