<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2017年07月26日

【物 流】全ト協 飲酒運転の根絶に向けた取り組み


全日本トラック協会(以下、全ト協)は、事業用トラックにおける飲酒運転の根絶のために、アルコール検知器の適切な使い方について呼びかけている。

事業用トラックにおける飲酒事故件数は、平成24(2012)年以降増加傾向となっており、飲酒運転が極めて悪質な犯罪行為であることは周知の通りである。特に事業用トラックが飲酒運転で事故を起こした場合は、運送事業者に事業停止や自動車使用禁止といった厳しい処分を受けるだけでなく、社会的信頼性も失墜し経営に大きな影響を及ぼすこととなる。

そのため、飲酒運転を防止するためには点呼時のアルコールチェックの徹底が欠かせない。全ト協は、運送事業者に対して全ト協が策定している「飲酒運転防止対策マニュアル」を活用するとともに、点呼におけるアルコールチェックの励行やアルコール検知器の正しい運用を心掛けるよう求めている。

■アルコール検知器の正しい使い方

@正しい運用
点呼時に酒気帯びの有無を確認する際には、営業所ごとに備えられたアルコール検知器を必ず使う必要がある。

A正しい日常点検
常時有効性保持の義務化にともなう点検項目を実施するために、検知器に傷が無い事や電源が入ること、アルコール成分を含んだ呼気等に反応があることなどを確認しておく。

B正しい測定
検知器に反応があり得る飲食物を摂取した際はあらかじめ測定者に伝えておき、飲酒以外でアルコール反応があった場合の対処法を事前に伝えておく。また、検知器ごとに定められた測定、保管環境を守る。

C正しい定期メンテナンス
検知器のセンサーは、使用によって劣化するものであり、半永久的に使用できるものではない。検知器ごとに定められた使用回数・期限を守り、修理・メンテナンス・校正・交換は必ず行う。
また、乗務前には検知器の使用とともに点呼も実施し、ドライバーの体調等を目視で確認する。対面点呼が難しい場合はドライバーに検知器を携行させる等の対応を取り、酒気の有無の測定及び結果の報告を徹底する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者