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2017年07月20日

【物 流】JR貨物 輸送動向について(2017年6月分)


日本貨物鉄道(以下、JR貨物)が、2017年6月分の輸送動向を発表した。

同月は、下旬に発生した広島地区での大雨等の影響により、月全体で高速貨60本(前年123本)が運休した。

コンテナ実績は1,818千トン(前年実績1,759千トン 前年比3.4%増)。品目別の輸送実績では、大型自動車メーカー各社の新車販売台数が引き続き好調に推移しており、自動車部品が78千トン(同実績59千トン 同比30.7%増)と大きく増送した。積合せ貨物も東海・九州地区間等において鉄道へのシフトが進み、237千トン(同実績221千トン 同比7.3%増)と好調に推移した。食料工業品では、北海道における菓子類の生産が回復し、334千トン(同実績328千トン 同比1.8%増)で、清涼飲料水についても気温の上昇に伴い、長野・静岡・近畿地区からの出荷が旺盛となった。一方、紙・パルプは印刷紙・コート紙の需要が減少していることや、一部工場の定期修繕の時期が変更になったこと等で、234千トン(同実績252千トン 同比6.9%減)と大幅な減送となった。

車扱は、672千トン(同実績645千トン 4.1%増)となった。品目別では、石油が配送圏の見直しにより、鉄道へのシフトが進んだことから、410千トン(同実績386千トン 同比6.3%増)と大きく前年を上回る結果となった。一方セメント・石灰石では、セメントの定期修繕の立ち上がりの不調が起因し、127千トン(同実績135千トン 同比6.2%減)と減送になった。

コンテナと車扱の合計は、2,490千トン(同実績2,404千トン 同比3.6%増)となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者