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2017年07月20日

【流 通】武庫川女子大で電子図書館を導入し、学生の読書習慣の育成に向けた実証実験


大日本印刷(以下:DNP)と武庫川女子大学、日本電子図書館サービス(以下:JDLS)は共同で、大学における電子図書館を導入し、学生の読書習慣の育成に向けた実証実験を武庫川女子大学で実施する。また大学内にある紀伊國屋書店のブックセンターや近隣書店と連携し、電子書籍の閲覧が、紙の書籍の購買に繋がるかといった効果検証も同時に行っていく。

近年、生活環境の変化や様々なメディアの発達・普及などにより、学生の読書・活字離れが進んでいると言われている。全国大学生活協同組合連合会が実施した調査では、大学生の1日の読書時間は平均24.4分と、前年比で4.4分減少しているほか、学生の約半数が、1日の読書時間を「0」と回答するなど、読書離れの実態が浮き彫りになる結果となった(※)。こうした中、各大学はICT環境を整備し、学生が普段使い慣れているスマホやパソコンでの読書機会の提供に取り組んでいる。今回、DNPと武庫川女子大学、JDLSは共同で、学生の読書習慣の育成をめざし、電子図書館を活用した実証実験を武庫川女子大学で実施する。


今回の実証実験では、自宅や学内のパソコンやスマートフォン、タブレット端末で、インターネットを通じて、電子書籍の検索・貸出・閲覧・返却ができるDNPの電子図書館サービスを利用する。図書館利用者は、会員IDとパスワードを入力するだけで、電子書籍を検索して閲覧することができ、貸出処理を行うことで、紙の書籍と同様に一定期間、特定のタイトルを閲覧することもできる。JDLSは、国内の多くの出版社から電子書籍の提供を受けており、電子書籍を閲覧できる回数や期間に制限を設けるなど、著作権者の利益に配慮しつつ、新刊本やベストセラーといった生活者に人気の高いコンテンツを提供している。さらに、ネットワーク基盤構築を行う西日本電信電話(以下:NTT西日本)と連携して、電子図書館における学内のネットワーク基盤やクラウド環境でのサービスインフラの構築、サービスシステム、コンテンツまでトータルで提供する。

※ 第52回学生生活実態調査

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通