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2017年07月18日

【物 流】JR貨物 輸送動向について(平成29年度第1−四半期)


日本貨物鉄道(以下、JR貨物)は、2017年7月12日に、同年第1四半期のコンテナ・車扱の輸送動向について発表した。

第1四半期は、同年4月上旬に発生した東北地区での強風や、6月下旬に発生した広島地区での大雨等の影響により、高速貨102本(前年同期 222本)が運休となった。

コンテナの本年実績は5,431千トン(前年実績5,239 前年比3.6%増)となった。品目別の輸送実績を見ると、引き続き新車販売台数が堅調なことから、自動車部品が好調に推移し、211千トン(同実績161千トン 同比31.2%増)。また、積合せ貨物も、トラックのドライバー不足により鉄道へのシフトが進み、696千トン(同実績662千トン 同比5.2%増)と好調な発送となった。食料工業品は、関西地区から北陸地区へのビール輸送、新潟地区から関西地区への菓子輸送が増加し、977千トン(同実績948千トン 同比3.1%増)。一方、紙・パルプは印刷紙・コート紙の需要減少や、一部工場の定期修繕の時期変更等が影響し、736千トン(同実績767千トン 同比4.0%減)と、大幅な減送となった。

車扱は、1,917千トン(同実績1,869千トン 同比2.6%増)。品目別輸送実績では、石油が配送圏見直しにより鉄道へのシフトが進んだことで、1,263千トン(同実績1,210千トン 同比4.4%増)と、好調な発送となった。

同期のコンテナ・車扱の合計は、7,348千トン(同実績7,109千トン 同比3.4%増)となった。

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投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者