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2017年07月14日

【知 識】デロイトトーマツと日立製作所 レマティクスサービス「D-rive GO」の提供開始


デロイト トーマツ リスクサービス(以下、DTRS)、デロイト トーマツ コンサルティング(以下、DTC)および日立製作所は、共同開発した自動車の運転特性データを提供するテレマティクス(※) サービス「Drive GO」(ディーライブゴー)の提供を開始した。「D-rive GO」は、日立製作所がIoT プラットフォーム「Lumada」を活用して構築したテレマティクス基盤に、デロイトUS で実績のある運転評価アルゴリズムを日本向けサービスとしてDTRS がカスタマイズし搭載しており、それによりスマートフォンを通じて収集した自動車の走行データからドライバーの運転特性を診断・評価する。さらに今後は、DTRS の運転評価アルゴリズムに日立のAI を取り入れて、より精度の高い診断を実現する。

DTRS、DTC と日立製作所は、まずは日本の保険会社を対象に、走行距離や運転特性に応じて保険料を算出するテレマティクス保険向けサービスとして「D-rive GO」を提供する。さらに、保険会社以外の分野においても、デロイト トーマツ グループのインダストリー知見を活用して、安全運転や燃費向上による環境への貢献等、テレマティクス利用が見込まれるサービスの拡充とグローバル展開を図り、3 年以内に「D-rive GO」アプリ利用者100 万人の獲得をめざす。

「D-rive GO」の日本への導入にあたり、デロイトUS が有する海外でのテレマティクス保険向けサービスの豊富な提供実績と、日立製作所が有する国内外でのテレマティクス基盤・サービスの運用実績を組み合わせるとともに、DTRS のアルゴリズムと日立製作所のAI を用いることで、高いユーザビリティや拡張性を持ち、セキュアなサービスの提供を実現する。

なお、DTRS と日立製作所は、すでに日本の保険会社と「D-rive GO」に関する実証実験を重ねており、その高い性能が確認されている。

※ テレマティクス
自動車等の移動体に通信システムを組み合わせて提供される情報サービス

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:46| 知識