<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2017年07月11日

【物 流】貨客混載を通じて自動車運送業の生産性向上を促進


国土交通省は旅客運送と貨物運送の事業を「かけもち」し、生産性向上を可能とする措置を講じることを2017年6月30日に公表した。

背景として、自動車運送業の担い手確保と人口減少に伴う輸送需要の減少が深刻な課題となっている過疎地域等において、人流・物流サービスの持続可能性を確保する為に、従来の自動車運送事業の在り方とは異なる新しい事業展開を可能とし、生産性向上を図ることが必要である。加えて、貨物自動車運送事業者は、貨物の運送に旅客自動車運送事業は旅客の運送に特化してきた従来の在り方を転換し、両事業の許可を取得した場合には一定の条件のもと「かけもち」を行うことが出来るよう措置をとった。サービスの「かけもち」プラン概要は下記の通り。

<トラック>
貨物運送事業者がトラックを用いて旅客を運送
例:ある2地点間で貨物を運送する際に途中経路に家がある旅客を一緒に乗車させる

<バス・タクシー>
旅客自動車運送事業者がバスやタクシーを用いて貨物を運送
例:定期路線運行を行う乗合バスにおいては同一方向に向かう貨物を一緒に乗せ、地場のトラック事業者と共同することで効率的な運送を実現

※ただし、トラック・貸切バス・タクシーは過疎地域に限りかけもち可能、トラックは旅客運送事業の許可・バス・タクシーは貨物運送事業の許可を取得しておく必要がある。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:42| 行政関連