<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2017年07月10日

【物 流】国交省 「事業用自動車総合安全プラン2020」を策定


国土交通省(以下、国交省)は「事業用自動車総合安全プラン2020」がとりまとめられたことを発表した。近年の大型バス事故の発生や、自動車の先進安全技術の急速な発展等の変化を受け、平成21(2009)年策定分を改訂した。同プランでは、事業用自動車による事故及び死者を計画的に削減するため、PDCAサイクルに沿った取り組みを行う。同プランの計画期間は、平成29(2017)年から平成32(2020)年となっている。

「事業用自動車総合安全プラン2020」では、まず、事故削減目標(PLAN)を設定する。トラックに関しては、平成32(2020)年までに死者数を200人以下にすること、人身事故件数を12,500件以下にすること、飲酒運転をゼロにすることの3つが目標に挙げられた。

また、これらの目標を達成するため、以下の6つの策定(DO)が挙げられた。
@行政・事業者の安全対策の一層の推進及び利用者を含めた関係者の連携強化による安全トライアングルの構築
A飲酒運転等悪質な法令違反の根絶
B自動運転やICT技術等の新技術の開発、利用、普及の促進
C超高齢社会を想定した高齢者事故の防止対策
D事故関連情報の分析等に基づいた特徴的事故等への対応(トラック事故の特徴として、車両進行方向右側からの横断・飛び出す歩行者が被害となる事故、また大型車の左折時の巻き込み事故が挙げられている。)
E道路交通環境の改善。

そして、同プランを達成するため、国交省ではフォローアップ(CHECK、ACT)として、定期的かつ継続的にチェックを行う。具体例として、毎年本検討委員会において、施策の進捗状況や目標の達成状況等について、可能な限り定量的な指標を用いて確認をする。また交通事故の要因分析も踏まえつつ、必要な際は、新たな施策を引き続き検討する等が挙げられている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連