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2017年07月06日

【流 通】古河電工とJR東日本 自在に曲げ敷設可能なケーブルトラフ「フレキシブルトラフ」を開発


古河電工と東日本旅客鉄道は共同で、自在に曲げ敷設可能なリサイクル樹脂製ケーブルトラフ「フレキシブルトラフ」を開発した。「フレキシブルトラフ」は、施工業者の人手不足を解消し、施工時間を短縮するケーブルトラフ「グリーントラフ(R)」シリーズの新たなラインナップとして、2017年上半期より量産を開始した。

ケーブルトラフは、主に鉄道沿線等に敷設される開閉式のケーブル保護管。一般的に使用されるコンクリート製トラフは、電柱などの既設構造物を回避する際、コンクリートカッターを持ち込み、トラフ本体を切断し、モルタルで間詰めしながら角度調整を行うため、非常に手間を要す。更に、切断時に発生する粉じんや騒音の問題も抱えていた。

一方、古河電工は、世界に先駆けて廃プラスチックを主原料とした環境にやさしいリサイクル樹脂製のケーブルトラフ「グリーントラフ(R)」を開発し、軽量且つ敷設作業の容易さから、日本各地の鉄道や高速道路、発電所等、英国の鉄道など海外でも幅広く採用が進む中で、既設構造物を回避する施工に対応した商品開発の希求が高まっていた。

今回開発した「フレキシブルトラフ」は、「グリーントラフ(R)」のリサイクル技術に、独自の嵌合構造を付与することで、切断加工を行うことなく容易に既設構造物を回避できるケーブルトラフを実現した。切断が不要の為、粉じんや騒音の問題もない。既に実用化が決定しており、2017年上半期より量産を開始した。今後も、施工業者の人手不足が懸念される中、「グリーントラフ(R)」シリーズを拡充し、トラフ工事の更なる施工時間短縮に貢献できるよう取り組んでいく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 流通