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2017年06月19日

【知 識】日の丸交通とZMP 自動走行タクシー実現を見据えた配車アプリ開発で協業


日の丸交通とZMPは、ZMPが開発を進める自動運転技術と日の丸交通のタクシー事業の知見を組み合わせ、2020年の東京五輪での自動走行タクシーの実現に向けて協業を開始した。

ZMPは、自動走行タクシーとドライバーによるタクシー両方の配車に対応した配車アプリを開発し、2020年の東京五輪での自動走行タクシーのサービス実現を目指す。本アプリはまずドライバーによるタクシーを対象として開発を進め、早期の稼働開始を目指す。両社は、ドライバー不足への対応に加え、より便利なタクシーサービスの実現により、利用者増加を目指し、タクシー業界全体の発展を目指していく。

タクシー業界では、ドライバーの人手不足が課題となっており、2020年の東京五輪に向けて訪日客の増加も見込まれ、利便性向上が望まれている。政府も2020年の東京五輪での自動走行タクシーの実現を推進している。一方、高齢化が進む中、過疎地においても、交通弱者の移動手段として自動走行タクシーの実現が望まれている。

自動運転技術のレベルには、あらゆる領域での自動走行が可能なレベル5と、限定された領域での自動走行が可能なレベル4がある。レベル4の段階においては、限定された領域(地域、環境)での運用となるため、タクシーサービスのためには、ドライバーによるタクシーと自動走行タクシーの連携が必要となる。自動走行タクシーの走行に適した限定されたルートについては自動走行タクシーを導入し、利用者のサポートが必要なルートについてはドライバーによるタクシーを配車することにより、タクシー会社はサービス向上とコスト削減が可能となると考えている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識