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2017年06月01日

【環 境】アルビオン 非可食バイオエタノールを化粧品原料として実用化


アルビオンは、かねてよりGreen Earth Instituteと非可食バイオエタノールに関する共同研究を行っており、今回、化粧品原料としての実用化する見通しがついたことを発表した。

一般的にバイオエタノールはカーボンニュートラルであり、地球の温暖化防止に貢献するエネルギー源として注目を集めている。一方でサトウキビやトウモロコシなど、食料となりうる植物資源を利用することから、穀物市場における価格の高騰などを引き起こし、特に発展途上国では食糧問題に発展する場合があるなど、多くの問題を抱えている。また化粧品においてエタノールは、収歛作用や品質維持などの働きがあり、多くの商品に配合されている一般的な原料のひとつでもある。
そこで同社では、かねてからバイオエタノールについて研究を行っているGreen Earth Instituteと化粧品への応用について2016年2月より共同研究を開始した。この共同研究の特徴は、ポプラなどの植林された森林資源、すなわち非可食植物資源から高純度に精製した化粧品用バイオエタノールを得ることを目的としており、また化粧品業界の中でもいち早い取り組みでもある。その結果、地球に優しいだけでなく、食糧の供給に影響せず、かつ化粧品に使用可能な高品質の非可食バイオエタノール(ポプラウッドチップを原料とした新しい発酵エタノール)の開発に成功し、今回、化粧品原料として実用化する見通しがついた。

※カーボンニュートラル
植物由来のため、燃料として消費しても、排出された二酸化炭素は、もともと植物が吸収した分が排出されたと考えられ、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の増加に繋がらないとういう概念

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み 【機関別】