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2017年05月22日

【物 流】JR貨物 輸送動向(4月分)


日本貨物鉄道(以下、JR貨物)は、平成29(2017)年度4月分の輸送動向を同年5月16日に発表した。

当月は、中旬の低気圧接近に伴う東北地区風規制等の影響により、月全体で高速貨40本(前年同月 93本)が運休したが、コンテナ・車扱の輸送実績の合計は、2,614千トン(前年同月比 1.4%増)となった。

コンテナは全体で、1,951千トン(同比 2.3%増)となった。
品目別では、自動車部品では、自動車部品輸送が大手自動車メーカー販売好調に伴い、東海地区発東北・九州地区向けで大幅増送となったことに加え、九州・関東地区間での輸送が好調に推移し前年を大きく上回り、71千トン(同比 34.2%増)となった。
化学薬品・化学工業品は共に堅調な発送となり、化学薬品では、127千トン(同比 2.3%増)、化学工業品は183千トン(同比 1.5%増)となった。
食料工業品では、トラックドライバー不足を背景に鉄道へのシフトが続いた他、大阪地区から北陸地区へのビール輸送が順調に推移した。さらに、菓子類が増送となった為、前年を上回る355千トン(同比 2.0%増)となった。
紙・パルプでは、印刷紙・コート紙の需要落ち込み、一部工場の定期修繕などにより、前年を下回る257千トン(同比 4.9%減)となった。

車扱全体では、663千トン(同比 1.1%減)となった。
品目別で見ると、石油では、気温が低く推移し灯油を中心に好調となり、439千トン(同比 1.3%増)となった。セメント・石灰石では、定期修繕などの影響により減送となり、103千トン(同比 9.2%減)となった。

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投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者