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2017年05月09日

【物 流】国交省 「運輸安全マネジメント制度の今後のあり方」を発表


国土交通省(以下、国交省)は、運輸安全マネジメント制度の今後の方向性及び取り組む措置等を盛り込んだ提言を発表した。

運輸安全マネジメント制度は、運輸業者の自律的な安全管理の取り組みを支援する制度で、制度創設から10年を迎え、運輸審議会運輸安全確保部会は、今後5年間で重点的に取り組む措置・方策等を新たにとりまとめた。主な概要は以下のとおりである。
 
10年間の制度運用から見えた課題
・未だ取組の途上にある事業者の存在
・自動車輸送分における取組の更なる展開の必要性

自動車輸送分野における措置
◎自動車輸送分野における取組促進の方策
・努力義務事業者を運輸安全マネジメント制度へ自発的に参加を促すため、各種インセンティブの付与(表彰制度の創設・Gマーク制度との連携・損害保険会社との連携強化等)の実施
・トラック事業等の適用範囲拡大のため、対象を保有車両300両以上から200両以上へ変更

◎運輸業者の取組の深化を促進する方策
・安全統括管理者との連携強化のため、安全統括管理者会議の創設及びオンラインによる相談・助言を実施等

◎効果的な運輸安全マネジメント評価のための国の体制強化
・10年間の評価事例を類型化したデータベースの作成等

◎情報通信技術の運輸安全マネジメント分野への活用
・今後、ビッグデータ解析、IoT・AIの技術進歩が考えられるため、情報通信技術を活用したより効率的・効果的な安全管理体制の構築方策を検討

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 行政関連