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2017年04月27日

【物 流】第11回「物流連懇談会」を開催


日本物流団体連合会(以下、物流連)は平成29(2017)年4月18日に第11回物流連懇談会を開催した。これは、会員への情報提供、会員相互の情報交換・交流の為、物流業界の幅広い会員の参加を得て行われている。会員企業の代表者や幹部等約90名が参加した。

懇談会では、「コールドチェーンの役割と今後の展望」をテーマとした講演が行われた。はじめにコールドチェーンの果たした役割として、日本のコールドチェーン物流が、高度成長期に冷蔵庫等の家電製品の急激な普及や、国民の動物性タンパク質の摂取量の増加に伴い、一人当たりのGDPの伸び(この間11倍)とともに発展してきた事が、冷蔵倉庫設備能力増加推移等の具体的数字を示して、詳しく説明された。また、この間流通面では、チェーンストア、スーパーの出現、急速な成長に伴ったコールドチェーン流通の合理化と物流の高度化の進展が、そのビジネスモデルを示して紹介された。

今後の展望として、国内市場だけでなく、農林水産省が進めている農水畜産物の輸出拡大やASEAN、中国等海外の低温物流湯用拡大が見込まれていることが示された。一方で、ドライバーや荷役作業員の労働力不足問題で、コストアップが懸念されていることが指摘された。この状況を受け、業界をあげた環境対応、ダイバーシティの推進、モーダルシフトの活用や顧客の課題解決を目指した物流機能の拡張を今後とも推進していく必要があることが強調された。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流会社の取り組み 【機関別】