<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2017年02月15日

【物 流】全ト協 第96回トラック運送業界の景況感(速報)発表


全日本トラック協会(全ト協)は、「第96回トラック運送業界の景況感(速報)平成28年10月〜12月期」を発表した。

今期の業況判断指数(日銀短観12月)は、製造業では11月の米国大統領選でのトランプ候補勝利後、米国内の経済成長への期待感による円安効果等が寄与し、1年半ぶりに改善した。一方で非製造業で運輸・郵便業等は改善したが、個人消費の回復が脆弱で小売業等が悪化したため横ばいとなった。

このような状況下において、今期のトラック運送業界の景況感判断指数は▲12.8となり、前期(▲30.1)から17.3ポイント改善した。
輸送数量【一般貨物:▲7.3(前回比9.5ポイント改善)、宅配貨物:16.2(同比39.5ポイント改善)、特積貨物:▲9.4(同比16.6ポイント改善)】や実働率【▲3.7(同比12.3ポイント改善)】、実車率【▲3.3(同比10.8ポイント改善)】が大幅に改善。さらに燃料価格の下落が寄与したことにより、営業利益及び経常利益も大幅な改善となった。

なお、来期の見通しとなる景況感の判断指標は、OPECの減産合意による原油高の懸念やドライバー不足等を反映し、今回より11.6ポイント悪化して▲24.4の見通しとなっている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者