2017年02月08日
【知 識】オートデスクとJR東日本コンサルタンツ パートナーシップ締結
米オートデスク インクは、ジェイアール東日本コンサルタンツと戦略的なパートナーシップを締結した。このパートナーシップのもと、建築／土木業界で広く利用されている BIM／CIM（※1）を活用し、鉄道関連施設の計画、設計、施工から運営、維持管理まで全てのライフサイクルをカバーする新しいワークフローを開発する。このワークフロー開発では BIM／CIM と IoT（※2）を連携させることにより、新たな価値を生み出す情報インフラである IoT プラットフォームの開発を行い、鉄道会社、設計・施工会社のみならず鉄道施設を利用する顧客に対しても、これまでにない新たなサービスの提供を目指す。
両社はこれまでも鉄道関連施設の計画、設計、施工の各フェーズで BIM／CIM を取り入れるなど、先進的な業務プロセスを検討してきたが、今回のパートナーシップの締結により、BIM／CIM データと IoT の連携という新たなビジネスレベルへの一歩を踏み出す。そして鉄道業界にとどまることなく、様々な業務分野で利用可能な情報インフラである IoTプラットフォームがグローバルな標準規格となるよう目指すとともに、これを利用することで新たな価値を世界に提供する。
両社はまず、鉄道建設プロジェクトを対象に BIM／CIM のデータを整備し、これに IoT を連携させることで、IoT プラットフォームの成果を検証し、その適用範囲を広げていく。
※１BIM／CIM
：ビルディング・インフォメーション・モデリング、コンストラクション・インフォメーション・マネージメントの略。建物やインフラ工事の設計、施工、維持管理までのライフサイクル全体で設計情報を活用する手法
※2 IoT
インターネット・オブ・シングスの略。モノをインターネットで接続して得られるデータを活用して、効率的な運用を行えるようにする技術
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:40| 知識
