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2017年01月25日

【物 流】JR貨物 平成29(2017)年12月分輸送動向


日本貨物鉄道(JR貨物)は「輸送動向について(12月分)を公表した。

これによると、同月の運休は、北海道・東北地区での暴風雪などの影響により、月全体では高速貨77本となった(前年は、高速貨25本が運休)。また、台風10号の影響で不通となっていた石勝線・根室線については、復旧までの間トラック・船舶による代行輸送を実施した。

コンテナ貨物全体では、1,948千トン、前年同月比98.5%となっており、品目別でみると自動車部品が熊本地震で被災した現地工場の復旧及び自動車販売台数の好調に伴い前年比119.5%となったほか、化学工業品も前年を上回った。またエコ関連物資については、北海道内での建設発生土輸送が堅調に推移した。

一方で、印刷紙・コート紙の需要の落ち込みにより、紙・パルプが前年比93.9%。更に、食料工業品が、台風10号の影響による砂糖の発送減の他、増送傾向であった飲料関係が好調であった昨年までには至らず、前年よりも減少した。さらには農産品・青果物が台風10号の影響により低調に推移した。

車扱貨物は、石油が気温低下に伴い灯油を中心に好調な荷動きとなり、車扱貨物全体では939千トン、前年比106.4%であった。品目別にみると、石油は同比104.7%、セメント・石灰石は同比111.6%、車両は同比115.6%となった。

尚、コンテナ貨物・車扱貨物合計では、前年比101.0%となっている。

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投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者