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2017年01月17日

【物 流】国交省 インドにおける貨物鉄道利用促進の実証事業を実施


国土交通省(以下、国交省)は、平成29(2017)年1月20日〜26日の間、インドのバリー〜バンガロール間(約2,200km)において、貨物鉄道利用促進の実証事業を実施すると発表した。

貨物需要が増大してきているインドでは、日本の円借款の支援により進められている西回廊(デリー・ムンバイ)建設事業を含む貨物専用鉄道建設計画(DFC)が進行中である。

しかしながら、同国の貨物鉄道は運行ダイヤが存在せず、定時性がない等の理由から、荷主はトラック輸送を選好している。このため、以下の実証実験を通じ、貨物鉄道利用促進を目指す。

1、ダイヤに基づく定時運行とリードタイム短縮の実現
貨物鉄道ダイヤの設定を日本側からインド鉄道省に働きかけ、平成28(2016)年6月からデリー〜バンガロール間で週1回の定時運行を始めた。
これにより、7日〜10日かかっていたリードタイムが、3日以内に短縮された。今回は、同区間で現行のダイヤに加え、新たな便を追加、実証運行を実施する。
  
2、共同集荷による鉄道利用促進
貨物鉄道利用を促進する為に、日本の物流会社とインドの物流会社が共同で集荷を実施する。
今後、国交省は本事業の実施を通じ、インドにおける貨物鉄道輸送の効率化やモーダルシフトの促進を図っていく。尚、結果については、後日発表する予定である。

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投稿者:gotsuat 09:50| 国際物流