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2017年01月17日

【環 境】サッポロHD タイIGE社とキャッサバパルプを用いたバイオエタノール製造を実用化


サッポロホールディングスは、タイ企業のInnotech Green Energy Company Limited(以下、IGE社)と、NEDOプロジェクトの成果をもとに、世界初となるキャッサバパルプを用いたバイオエタノール製造プラントの実用化に向けて、バイオエタノール製造技術の提供およびプラント設計に関するコンサルティング契約を締結したと発表した。

キャッサバパルプは、キャッサバイモからタピオカを抽出した後に発生する廃棄物。繊維分を多く含むため、これまでバイオエタノールの原料として利用できなかった。同社は酒類製造で培ってきた発酵技術と知見を活かし、NEDOプロジェクトを通じて製造技術の有用性を確認し、これによって食料と共存できる持続可能なバイオエタノール製造を実現した。

IGE社が建設を目指すバイオエタノール製造プラントは年産6万klの製造能力を持ち、その温室効果ガス削減効果は約12万トン/年と試算されている。これは同社の国内酒類事業で排出されるおよそ1年分のCO2排出量に該当する。

同社は今後、タイ国内にとどまらず、キャッサバ栽培が盛んなASEAN諸国へのバイオ燃料製造技術の普及、エネルギー・環境問題の解決に貢献していくとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】