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2016年12月16日

【物 流】JR貨物 輸送動向について(11月分)


平成28(2016)年12月13日、日本貨物鉄道(JR貨物)は「輸送動向について(11月分)」を公表した。

これによると、福島県沖地震並びに鹿児島線架線切断などの影響により、高速貨が55本、専貨が6本運休となった(前年は高速貨20本の運休)。また、台風10号の影響により不通となっている石勝線・根室線については、引き続きトラック・船舶による代行輸送を実施した。

コンテナ貨物では、1,945千トン(対前年比102.7%)であった。「積合せ貨物」では、トラックドライバー不足により鉄道コンテナ輸送へのシフトが続いており、関東・関西地区で特に好調となり前年を上回った(238千トン、同107.3%)。また、「自動車部品」が熊本地震で被災した現地工場の復旧および自動車販売台数の増加に伴い増送となった(72千トン、同119.8%)ほか、「化学工業品」も前年を上回った(183千トン、同104.2%)。更には、「食料工業品」が飲料を中心に増送となった(311千トン、同102.1%)ほか、「エコ関連物資」では北海道内での建設発生土輸送が堅調に推移したため前年を上回った(38千トン、同108.5%)。一方、「農産物・青果物」では台風10号の被害による北海道地区からの野菜類・馬鈴薯の減送や、東北・新潟・北陸地区からの民間流通米輸送が低調に推移したことにより、前年を下回った(211千トン、同94.8%)。

車扱では、814千トン(同111.2%)であった。「石油」が、関東地区で記録的に早い積雪を観測するなど気温低下の影響で好調な荷動きとなり、前年を上回った(546千トン、同116.8%)。

コンテナ・車扱貨物の合計は2,760千トン(同105.0%)であった。

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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者